ソフトウェアラジオ †ソフトウェアラジオとは、パソコンのサウンドカードから信号を入力して、プログラムにより復調を行う受信機のことです。 最近のメーカ製トランシーバもDSPを使った復調回路を持っています。これらもソフトウェアラジオと呼んでもよいのですが、このホームページでご紹介するソフトウェアラジオは、フツウのパソコンに数千円で作れる簡単なミキサーを接続するだけで、メーカ製に劣らない性能を持った受信機を構成できるものです。 なぜ安い費用で高性能な回路を作ることができるかといえば、定番となっているロジックICを使用しているからです。10年以上前に製造されたロジックICは、数十MHzの周波数で動作できるので、アマチュアのHF帯をカバーするのに十分な性能を持っています。1個100円から200円程度のロジックICを使って製作するミキサー回路は、数十dbもの利得を持っていて、増幅に伴うノイズも低いので、クリアな信号を得ることができます。 ミキサー回路は、H-mode、メリゴ方式などが用いられていて、単純な仕組みながら、高性能で確実な動作が得られます。筆者はもっぱらミキサーを製作しています。ミキサー回路を考えるのは、単純ながらとても面白いものです。プログラムにも興味がありますが、なかなか時間と能力が不足していて、そこまで及ばないといった状況です。すぐれたプログラムが各国のアマチュアの手によって開発されているので、当面は、Rocky、SDRadioを利用させていただくことにします。 ソフトウェアラジオはすでにいくつかのメーカの手により製品かもされています。でもせっかく安価に作れる回路なので、自作してみるのが一番です。SoftRockというキットもあります。SoftRock?は非常によくできたキットで、20ドル程度の価格ですが、数十万する受信機に負けない性能を持っています。筆者もSoftRock?に負けない性能を目指して、新たな回路を模索していきたいと考えています。 現在、筆者がリリースしているソフトウエアラジオは、以下のサイトで詳細を見ることができます。 |